
USER'S VOICE渋谷 / Bar 石の華 / 石垣 忍さん × BIRDY. カクテルシェーカー ![]() スッーっと心地よい理想の飲み心地をかなえてくれる どんな状況でも着地点を同じにできるツール“思考をやめれば進化も止まる”――バーを経営する上での持論です。当然カクテルについても、今あるシェーカーがベストなのかという思いは持ち続けていました。特に、カクテル素材をいかにスムースに撹拌するかという点で、シェーカーの形状や内側の研磨の方向に改善の余地があるのでは、と。そう考えていたとき、Birdyと出会って衝撃を受けたんです。それは私と同じ思いで作られた製品だったから。 実際に使ってみると、流線型のボディはカクテル素材の動きを妨げることなく混ざりあい、アイスフレークは激減。ただ、もう少し心地よい音が奏でられるようになるといいですね。でも、カクテルそのものの仕上がりは抜群。日々、どんな状態でも規則正しくアクションしてくれるツールとして、100回作って100回同じものに着地できるのではないでしょうか。 それからアルコール度数の強いカクテルを口当たりよく仕上げる効果もあります。ある夜、お客様にギムレットを頼まれたことがありました。ある程度お召し上がりになられたご様子だったので、Birdyで作って出したところ、スッと3口で飲み干されたのです。これこそ、バーテンダー冥利に尽きる瞬間。満足していただけたのだと、言い知れぬ感激を覚えました。 ![]() ![]() 飲み心地の良さは、次なる時代のキーになる私が理想とするカクテルは“水のごとし”。上質な日本酒のように、スーっと入る飲み口を洋酒でも表現したいと思っています。 Birdyは、それがかなえられるツール。素材がなめらかになり、飲み心地がよくなるので、その境地に近づけます。また、バーを2軒目、3軒目のお店として利用されるときも、飲み疲れないカクテルを提供できます。 今後、お酒をとりまく状況は変わるといわれています。50〜60代になると強いお酒が飲めなくなりますし、若者のアルコール離れも顕著。そうしたとき、ベースのお酒の強さが出るカクテルは受けなくなると思います。だからといって、アルコール度を下げるだけではダメ。飲み心地のよさがキーになるでしょう。 これから5年10年経った後、Birdyはそれを追求できる存在として、メインストリームにいる可能性を感じます。 (2013年11月) Pick Up Cocktailタワーリシチウォッカをベースに、ハーブ系のリキュールを使ったクラシックカクテル。ドライな口当たりとハーブの清涼感が特徴です。通常のカクテルカクテルシェーカーでつくると、ハーブの味をとげとげしくさせ、強さを感じることがありますが、Birdyでシェイクするととてもなめらかで、まろやかにバランスよく仕上がります。
![]() ![]() 石垣 忍さんBar石の華オーナーバーテンダー。2002年、全国バーテンダー技能競技大会で優勝した後、2003年にBar 石の華をオープン。2005年、IBA公認世界大会に日本代表として出場し、優勝。国際的な美術展等でイメージカクテルの考案に当たるなど、多方面で活躍している。 ![]() Bar 石の華
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